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注文住宅の寝室は、眠りに入りやすく疲れが取れる寝室が理想です。ただ寝るだけだからと優先順位を下げてしまうと失敗しやすいので注意しましょう。ここでは、寝室の失敗例と設計のポイントを説明します。
寝室の失敗は、ほぼ一点です。それは、「安眠出来ない」こと。
このように、広さ、温度、騒音、光の要素で安眠を妨げられると、生活のクオリティーが著しく低下してしまいます。
リビングなど他の部屋のスペースを優先して、寝室の広さを気にしないことも失敗の要因になります。
「寝るだけだから」と考えがちですが、良い睡眠がとれないと疲れも取れず、健康上の問題にも結びつきかねない大切な場所。翌朝スッキリ目覚められる寝室にしたいですよね。
まずは、広さを確保しましょう。寝室を使う人数とベッドのサイズによって、必要な寝室の広さは違います。
例えば、ダブルベッド1台やシングルベッド2台を置く場合は、6畳だと狭い通路がギリギリ確保できる広さで8畳あると少し余裕ができます。
落ち着いて寝るためには、荷物を部屋に置かないことも大切です。部屋がスッキリ整っていると、スムーズに入眠できます。
そのため、部屋に収納を置かず、ウォークインクローゼットを併設するのが人気。ウォークインクローゼットは、衣替えの手間が省けることもあり、つけて良かったと思う人が多い設備のひとつです。
収納を寝室に置く場合は、ベッドを置いて扉を開けられるスペースが必要になります。
次に、部屋の場所を考えましょう。北側だと冬に寒くて眠れないという声が多く聞かれます。また、光が入ってきやすい位置も寝室には向きません。
外がうるさくて眠れないことも。できるだけ道路から離れて静かな場所を寝室にするのもポイントとなるでしょう。
窓がベッドの高さと同じだったり、頭の上に窓があったりするような場合は、冷気を受けやすくなり、冬が辛いかもしれません。
また、照明の位置が寝た時に真上にあると、光が目に入ってまぶしいです。ベッドの位置を決めてから照明の位置を決めると良いでしょう。寝室の照明は、色や明るさをリモコンで調節できるタイプだと眠りにつきやすいです。
寝室は、安眠できることが最も大切。広さや場所を工夫して、睡眠を妨げる要素がないかチェックしながら設計すると良いでしょう。