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豊かな自然、歴史、文化、美しい街並み‥。“西の京”とまで呼ばれる魅力あふれる山口県に、家を建てて住みたいと考える人は少なくないでしょう。しかし、一口に山口といっても様々な地域があり、地域ごとに特徴や魅力が異なります。ここでは、山口県の主要な地域ごとに住環境を紹介していますので参考にしてみてください。
長門市は山口県の北西部に位置する、人口が約32,000人(令和3年12月1日時点)の市です。北側は日本海に面しており、たくさんの漁港があり、新鮮な魚介類の供給を通じてエリア内に暮らす人々の健康を育んでいます。
一方、市の北側は美しい山々を背景に緑豊かな自然が広がり、子どもを自由にのびのびと遊ばせたり、自然の中で子育てするにはもってこいの環境を整えています。
市内には山陽本線・山陽本線仙崎支線・美祢線と3つの路線が通っており、中心駅の長門市駅をはじめ、長門三隅駅、黄波戸駅、長門古市駅、人丸駅、伊上駅、仙崎駅、渋木駅、長門湯本駅、板持駅といった駅があり、鉄道の交通利便性は良好です。
とりわけ中心駅の長門市駅周辺は、商業施設や飲み屋などのお店、病院、郵便局といった施設が充実しており、住みやすさと利便性の良さを提供しています。
岩国市は広島県との県境に接する県最東端に位置する、人口約12,700人(令和3年12月1日時点)の市です。江戸期には城下町として栄えたところであり、現在もその名残を留める歴史的な建物や、岩国城、錦帯橋、白崎八幡宮、吉香公園といった歴史観光スポットが豊富にあります。
岩国市内には山陽本線、山陽新幹線、錦川清流線(錦川鉄道)の3路線が通る鉄道をはじめ、市内を網羅する路線バス、高速道路(山陽自動車道)、広島岩国道路、一般国道及び地方道、さらには岩国錦帯橋空港を備えるなど、陸・海・空の交通利便性に優れたエリアです。
県内には大手企業の生産拠点もあり、経済活動は活発。市の財政も比較的ゆとりがあるため、質の高い行政サービスが期待できます。気候は年間を通じて穏やかで寒暖差も少なく、安定感があって過ごしやすい地域です。
山口県の中央部に位置する山口市は、人口約19,300人(令和3年12月1日時点)の県庁所在地です。県内でも広い1,023平方キロメートルの面積の中に、山や川など豊かな自然、観光資源、市街地、インフラなど様々な要素が絡み合って多様性に富み、魅力的な街を形成しています。
市の中心部はスーパーや百貨店、老舗店、セレクトショップなど商業施設、レストラン、カフェ、バーなど、買い物利便性やグルメスポットが充実しているほか、4路線が利用できる鉄道をはじめ、一般国道、高速道路、自動車専用道路、路線バス、タクシー、山口宇部空港など中心部から周辺部へ、さらには県外の移動もできる交通利便性も確保されています。
暖温帯に属する山口市は気候的にも住みやすい街です。北部と南部で違いはありますが、大半のエリアが温暖な気候であり、かつ地震など災害が少ないこともあって、安心して過ごせる環境となっています。
人口約140,000人の周南市は山口県の東南部に位置する市です。気候的には、中国山地を頂き冬は冷え込みが厳しい北部と、瀬戸内海に面して比較的温暖な南部の2地域に分けられます。標高の高い北部は美しい自然、南部は海岸沿いに市街地が広がっているという、北部と南部の表情の違いが特徴的です。
周南市はエリアを問わず自然が楽しめるスポットが多いので、体を動かしたり、観察したり、触れ合ったり、自然を生かした子どもの野外教育に適しています。
教育施設は、100年以上の歴史を持つ徳山小学校をはじめ、幼稚園から小学校、中学校、高校、大学(徳山大学)まで各段階の保育・教育環境が整備されており、子育てや教育がしやすい地域です。
東京発着の新幹線「のぞみ」が停車する徳山駅、山陽本線と岩徳線の各駅を利用できる鉄道、路線バス、国道各線、エリア内に4ヵ所のインターチェンジを備える高速道路など、交通インフラも整備されています。
山口県南西部に位置する宇部市は、県内で3番目の人口約160,000人(令和3年12月1日時点)を抱える地方都市です。周防灘(瀬戸内海)に面する同市の気候は典型的な瀬戸内海式気候。年間を通じて雨量が比較的少なく、天気や湿度が安定しています。その安定した天候と豊かな自然が生み出す、海の幸や山の幸など名物グルメも豊富です。
宇部市は北側の山間部を中心に田園地帯や自然が広がる一方、市街地には商業施設や映画館、遊園地などの施設が充実していて、豊かな自然と生活利便性、娯楽も提供するそのバランスの良さが持ち味。市内には山陽本線・宇部線・小野田線が通る鉄道路線をはじめ、山陽自動車道、山口宇部空港など、陸・海・空の交通網も整備されています。
下関市は、山口県の西部に位置する人口約250,000人(令和3年12月1日時点)の市です。中枢中核都市に指定されていることもあって、人口規模はもちろん、経済、産業、教育など総合力の高さが光ります。
大型商業施設はシーモール下関や大丸下関店、グリーンモール商店街、長門市場、豊前田など食品から日用雑貨、家電まで何でも揃う施設が揃っており、買い物に困る心配はありません。
保育・学校施設は、幼稚園、認定こども園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、省庁大学校、大学・短大など各段階の学校がバランスよく整備。教育環境は充実しています。
交通利便性は、市内に空港はありませんが、近隣の北九州空港や山口宇部空港を利用できるほか、山陽新幹線、山陽本線、山陰本線と3つの路線を利用できる鉄道、路線バス、高速バス、国道・県道・高速道路のICも複数存在するなど、車での移動も自在です。
県南西部に位置する山陽小野田市は、工業が盛んな人口約60,000人(令和3年12月1日時点)の市です。民間セメント会社「小野田セメント製造株式会社」は山陽小野田市が発祥であり、明治維新以降の山口県の工業発展の歴史を象徴しています。
一方、山陽小野田市は自然やレジャースポットにも恵まれ、子どもを遊ばせたり、家族でレクリエーションを楽しめる公園、キャンプ場、海水浴場、ゴルフ場などもあります。例えば、市のシンボルとして親しまれている「竜王山公園」は、桜の名所として知られるほか、瀬戸内海を見下ろす135.69メートルの山頂から望む360度の眺望景観ビューも楽しめるスポットです。
また、山陽小野田市は交通の要衝でもあり、JR山陽新幹線、山陽本線、国道2号、山陽自動車道(高速)など公共交通の利便性も良好で、各方面にアクセスする交通ネットワークの拠点となっています。